皆さん、今インスタやツイッターなどのSNSで話題のメガネブランド「Filton(フィルトン)」をご存知でしょうか?
ほかのブランドにはない魅力的なデザインで、多くの人達の目を惹き、SNSを中心にじわじわ話題になっているんです。
フィルトンはメガネの聖地「鯖江」で作られていて、「眼鏡×美術技法」をコンセプトに、アート作品のように美しいメガネを制作しています。
オシャレでありながら、作りの良さも求めている方には、ばっちりマッチすること間違いなしです。
そんなフィルトンを今回は詳しくご紹介していきましょう。
もくじ
Filtonとは
ブランドの名前の由来は、フランス語でFil(糸)と、Bouton(ボタン)を合わせて作った造語が元となっています。
名前もオシャレで、カッコいいですよね♪
「芸術作品のようなメガネ」をコンセプトに、絵画のような繊細で美しいデザインと、世界最高峰の福井県 鯖江市の眼鏡製造技術を合わせた完璧なアイウェア。
とくにファーストモデルのAiguilleシリーズでは、縫い針、ボタン、ジッパーなどの縫製アイテムを組み合わせた、美術技法を制作過程に取り入れているんです。
通常の眼鏡にはない芸術的なデザインがとても目を惹きますよね。
デザインだけじゃない、作りの良さ
フィルトンは鯖江の職人が独立したブランドなので、品質にも妥協がありません。
とくにフィルトンデザイナーさんは鯖江で技術を学んだあとフランスで、通常のデザイナーには考えつかないような強度を補うようにラインを描いている点も秀逸です。
そして、こだわり満載なのにこの価格で抑えられているのは、さすが鯖江で作られているだけありますね。
身近なアート作品として、そして毎日使えるアート作品として、これ以上ない仕上がりになっているのです。
フィルトンをオススメしたい人
個性的なフレームの多いフィルトン、この丁寧な作りと他にないフレームは、デザイナー気質な人にピッタリ似合います。
店頭で買われているお客様としては、経営者の方や、アーティストが多い印象です。細部までスキのない仕上がりなため、品質の良さに惚れ込んで買われていきます。
また、唯一無二のデザインなため、他人と被りたくない人にもオススメなのです。
NFTアートとのコラボも
フィルトンは最先端技術を取り入れるのが上手ですが、技術だけではなくNFTというブロックチェーンをメガネ業界で一番に取り入れている実績もあります。
アートとNFTとメガネの融合ということで、下の記事でも詳しく解説しています。
≫ NFT初!? 日本のメガネブランドが世界へ発信する異例のNFTアートとは?
縫い針をイメージした代表モデル「Aiguille(エギーユ)」

Aiguille
「Aiguille(エギーユ)」は、フランス語で「針」を意味しており、その名前の通り針をイメージしてアイウェアデザインに反映しています。
全体的に極太のフレームでアイテム感が強いのが印象的です。
顔の横に来るテンプル芯部分に「縫い針」をイメージした金色の金属を埋め込んでいるのが最大のポイント。
こちらは縫い針をイメージしているため、穴がある芯が使われておりますが、この様な穴あき芯では製造過程で空気の気泡など入り込み製造がとてもむずかしいくなっております。
その問題点を高い技術力で、一切気泡が入らず美しく作っているのもフィルトンの技術の高さが伺えます。

カラーラインナップ
すべてのカラーで、縫い針デザインの金属芯が見えるように少しクリアの生地を使用したカラー展開になっています。
オブジェとして机に置くだけでもオシャレな感じがしますね♪

チタン鼻パッド
デザインへのこだわりは鼻パッドにも見られます。
ブランド名にも使われているフィルトンのトンの部分、つまり「ボタン」をイメージした金属のチタンパッドを採用。
掛けると見えなくなる部分でも、デザイナーのパーツひとつひとつへのこだわりをかんじます。
もちろん金属パッドが肌に合わない方などは、他社製の通常パッドなどにも変更可能ですのでご安心下さい。
ジッパーをイメージしたモデル「Fermeture à glissière(フェルメチュール・ア・グリシェール)」

Fermeture à glissière
「Fermeture à glissière(フェルムチュール ア グリシエール)」は、フランス語で「ジッパー」を意味しており、ジッパーの開け閉めをデザインで表現されています
全体的に細めなメタルフレームでスッキリとした印象ながら、他のブランドにはない個性的なブリッジデザインが売りです。
鼻の上に来るフロントブリッジ、レンズリム部分にジッパーをイメージしたギザギザ模様がポイント。
こちらのブリッジは製法がとても難しく、通常のメーカーでは一切作れないとおしゃっていたほど、自信作だそうです!

リム周り
リム周りにもジッパーをイメージしたギザギザ模様があしらわれています。
細かく丁寧な模様で、作りの良さを感じるリムデザインですね♪
もちろん、こちらの鼻パッドもボタンをイメージしたチタンパッドが搭載されています。
デザイナーのブランドへの思い
フィルトンのコンセプトを下記に引用します。
CONCEPT
collage(コラージュ):メガネ×美術技法
通常のメガネ製造によって生み出されるアイウェアではない。
ありとあらゆる性質とロジックの異なる素材(アセテート・縫い針・ボタン・チタン・ジッパーなど)を組み合わせることで、表現される芸術的な創作技法や様々な美術技法を取り入れたアイウェアブランド。
フィルトンアイウェアとしての統一性は、漸進的な並置を通して形成される。
フィルトンアイウェアはメガネと芸術作品の協会をなくしていく。
PHILOSOPHY
Sensibilité et expression(感性と表現)
「幼き頃から現在に至るまでの遊びや仕事、様々な自身の体験や経験が、感性や表現につながっている。」
心臓病であるデザイナーは、学生時代に好きな運動部には所属できず、画家だった祖父の勧めで、美術部に所属することになった。
それ以来、美術活動やファッションに没頭していたが、23歳であるメガネ職人に出会います。
それが人生の転機となった。メガネを知れば知るほど面白く感じるも、似たメガネを作るのには飽きてきた。
いつかはデザインだけではなく、作りに美術要素を取り入れたメガネを世に出したいと思っていた。
そして、メガネ職人やメーカーを経験、2014年に、自身のアイウェアブランド「le bouton」の作品をパリで売り歩いた。
新たに2021年12月にFilton フィルトンアイウェアを発表。デザイナーの感性や想いが表現された作品へ。
フィルトン紹介メッセージより引用
ブランド自体は2021年からですが、前身となる「Ie bouton」を2014年からフランスで売っていた実績を持つ実力派デザイナー「田邉卓也さん」が立ち上げています。
田邊さんは、学生時代に美術部に入部したことがきっかけで、その後も美術活動やファッションに没頭していたそう。
そして23歳のとき、とある眼鏡職人さんに出会って眼鏡作りの奥深さを知ったといいます。
自身もその後、眼鏡職人として眼鏡を作る中で「デザインにだけでなく、作る過程に美術要素を取り入れた眼鏡を世の中に出したい」という想いが沸々と湧いてきたそうですよ。
その想いを形にしたのが、フィルトンの眼鏡。デザイナーさんの強い想いが表現された美しいフォルムは、まさに芸術作品そのものですよね。
まとめ
身につけるだけでアーティスティックな感性が呼び起こされそうなフィルトンのフレームはいかがでしょうか。
他に無いデザイン、無骨ながらオシャレなフレーム。
SNSで人気になるのもうなずけますね。
また、フィルトンの新作フレームが出たらまたこちらに追記したいと思います。